400万人が待ってるよ♪

私のおじさん……
やっと病気克服したのに……

辛い治療乗り切ったのに……

あんなに喜んでたのに……

突然死んじゃった………


突然二度と会えなくなっちゃった………


もぅ三年にもなるかな?
北海道はやっと春になった5月……
よく晴れた朝
母からあまりにも信じられない事実を聞いた


その日は、日曜で朝からバイトが入っていたのだが、
友達との約束が随分前から入っていたので、たまたま休みになっていた。

でも、前の日何か分からないが妙な胸騒ぎがしたので
その約束も断っていた

いつもと変わらない朝………

「おはよー」

母が泣いている……

父がうつむいたまま動かない…

おじさんが死んだと言う事実を知らされたのはこの直後…

死因は自殺だった……

なぜだろう?

あまりにも突然過ぎる出来事に私はただ呆然とするだけ…


実は、おじさん……
胃潰瘍から始まって詳しくは分からないが、病気を患っていた……

治療中は、全身麻痺状態で話す事すらまともに出来ない状態だったらしい。


実は、亡くなる数週間前
おじさん私の家に来てた……

その日親が居なく、私と弟の三人しか家に居なかった。

いつもは、親が居ない事を伝えるとすぐに帰るのに、
その日は、二時間くらいも居た

病気の治療の為に車で三時間ほどかかる所の病院に入院していた。

その日やっと帰って来たとの事だった。

おじさんは結構口うるさい人だったから、実はあまり兄弟三人とも好きではなかった。

おじさんが来ると必ず誰かかれか居間には居ないのだ。

でも、その日初めて三人そろっておじさんと話しをした。


病院での事、治療の事……
まともに口がきけなくなった事

その事で人と話す事が嫌になったと言う事……


とても曇った表情で……
でも、瞬間的に今まで見せた事もない表情で笑ってみせた。

「治療中はキツかったけどな、今やっと話せる様になった!!
人とまともに会話出来る様になったんだ!!嬉しくて……」


あの時のおじさんの幸せそうな表情……

忘れられないよ……

嘘じゃないよね?


本当に嬉しそうだったじゃん!!

それなのに……
それなのに………


それから死ぬ数日前にも私は
おじさんに会ってた。

その日はバイト帰りで、急な雨に濡れて大変だった

そしたら目の前に見覚えある車が止まって
窓が開いて………
「やっぱりお前か!風邪ひくから早く乗りなさい!送るから」
一瞬だけのおじさんの笑った顔……

ばあちゃんによく似た笑顔……

でも、それからは一言も発しない。

別に何も感じなかったけど、
後から思えば何であの時異変に気づかなかったのか……


いつもは家に寄ってくのに、
親も居たのに、
私を送った後真っ直ぐ帰った。

親も首を傾げてた………


それから数日前にまさか自殺なんて………


人気のない山道で、車の中
一人きり………
練炭で…………

苦しかったでしょ?



私は、しばらくおじさんの死に顔が見れなかった……

見る気もなかった……


信じたくなかった……


悔しかった……


祭壇に手を合わせる気もなかったが、
父に説得されやっと手を合わせたのは告別式の前の夜……

瞬間的に涙が出て来て……
今まで涙は一度も流さなかったけど……

父にあの素敵な笑顔を見せてくれた日の事を話し

親戚が居る中声を挙げて
初めて泣いた………

父、母、兄弟と泣いた……
記憶が飛ぶくらい………


火葬の日、
初めておじさんの顔を見た……

肌の色ピンクで、顔に傷付いてて…
苦しそうで……

また泣いた………


今から思えば
これで良かったのかも……

おじさん、結婚してなくて
ばあちゃん死んでからずっと一人ぼっちで……

ばあちゃん死んだ時
誰よりも泣いてたよ……

ばあちゃんに会いたかったんだね。
じいちゃんにも……

兄弟で一番甘えん坊だったと
後から父に聞かされた……

突然の別れからもぅ三年も経つんだね。

私、春にお母さんになるんだよ!!

信じられないよね?

今思えば、小さい頃からいっぱいオモチャとか買ってくれたり、唯一地元に居た私達兄弟を本当の子供みたいに可愛がってくれたよね!

本当にありがとう。
これからも私たち新しい家族の事見守っててね!!


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