400万人が待ってるよ♪

次の日、私は課長に呼ばれ、元のチームに戻ると言われました。
私は、先輩ともう話すことが出来なくなってしまったのにどうしようと思いましたが、先輩は1人で仕事をしていたので、私が戻って2人だけなら仕事の話をしないわけにいかないから、そのうちまた普通に話せるようになるだろうと思い、ちょっと気持ちが楽になり、頑張って明るく振る舞っていたのですが、結局私はまた3ヶ月間他のチームの手伝いに行かないといけなくなり、私が先輩の手伝いをするはずだった仕事を新人の女の子がやる事になりました。
課長には、3ヶ月終わったら、また元のチームに戻ってもらうからと言われました。
私は、チームに戻った時に、チームリーダーの先輩と話せないのはキツイし、私と話さないと先輩が仕事を頼むのはみんな新人の子になってしまい、また辛くなってしまうと思い、私が悪かったこともいっぱいあるから、今度はメールじゃなく直接会って謝ろうと思いました。
先輩に会って話したいことがあると言っても、会ってもらえないと思い、何時に先輩が帰るか解らないけど、会社の外でずっと待ってました。
1時間くらいして先輩が会社から出てきたので、「あの…話したい事があるんですけど……。」と言うと、「無理。奥さんいるから無理。」と言い立ち去ってしまいました。
次の日、先輩からメールで「昨日みたいに待ち伏せするのは今後二度としないで下さい。僕の都合も考えずに待たれても迷惑です。話があるなら、会社のメールにして下さい。」と言われました。
先輩は、確かにたまに奥さんと一緒に帰ってるから、その日は一緒に帰ろうとしてたんだと、悪かったと思い「昨日はすみませんでした。どうしても直接会って話したいことがあったので待っていたのですが、迷惑かけてすみませんでした。」と言うと、その後先輩からの返事はなく、もう会って話を聞いてもらうことは無理なんだと思い、でもどうしても謝っておきたいけどメールじゃ、きっとちゃんと気持ちが伝わらないと思ったし、もうメールを送るのが恐くて、手紙に書いて伝えることにしました。
私は、「大好きなチームを離れた寂しさや辛さが募ってしまい、誰にも言えないから先輩に当たってしまって、甘えてばかりで、迷惑かけてしまいすみませんでした。でも、私は元のチームに戻りたいし、先輩ともまた普通に笑って話せるようになりたい。だから、どうしてもメールじゃダメだと思ったから、直接会って謝りたかったんです。本当にすみませんでした。」と、必死に私の気持ちを伝えました。
手紙を渡した日は、先輩から何も返事がなく、部屋に2人きりになっても、挨拶しても何も言ってくれませんでした。
次の日出社すると、会社のメールに先輩から手紙の返事が送られてきていました。
「すみませんが、会って話をしたりする気にはなれません。僕の事は放っておいてもらえませんか。今は何されても素直に受け取れません。K子さんに対して普通に接する事が出来るように僕も努力するので、しばらく時間を下さい。お願いします。視野を広く持って、仕事を含めて頑張ってください。」と書かれていました。
私はもう、これ以上何も出来ることはない。
ただ、先輩が話せる状態に戻れる日が来ることを待つしかありませんでした。
それが分かっていても、私だけと話さない先輩のそばにいるのが辛くて苦しくてたまりませんでした。


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