人は約束を破る生き物だよね?信じちゃだめだよね?…
今日あたしは25回目の誕生日を迎えた。
あたしが高校二年んトキにひとつ上の憧れだった先輩まさきと付き合うことになった。すごぃスキですごぃ幸せで毎日がすごぃ楽しかった。
そして高校を卒業してまさきと同じ大学に行った。 授業終わってまさきが待ってるサークル行って一緒に帰ってと相変わらず楽しい毎日。
デモ神様は意地悪だから楽しい時間って長くは続かないモンなんだよね。
大学二年の冬休み前かな、 いつものように帰りまさきを待ってたんだケド一向に来ないしメールも返ってこないし。 補習がマダ終わらないのカナって思って寒さも限界だったから校内に戻ろうとふと見るとサークルの部屋に電気ついてた。 まさきのスニーカーと見覚えのあるパンプスが一足あってあたし何の疑いもせずドアをあけたんヨネ… そしたらまさきとあたしの友達あやが二人で…あたしは怒りやら悲しみやらで言葉にもならずただ涙が止まらずまさきの必死の弁解にも耳を傾けられずその場カラ逃げ出した。
今のは何?夢ヤン!?あたしは今見た現実を信じられずに学校近くの高台にある公園で寒い12月の夜風に吹かれながら一人泣き崩れていた。 あやカラのメール…まさきカラの着信…うざい。無意識に携帯を池に捨てたのを覚えている。
やっと少し落ち着いて一人暮らししてる同じサークルの友達かなの家に行った。あたしの姿に驚きも優しく家に入れてくれた。そこにかなの彼氏とその友達よしきがいた。よしきとは同じ大学ダカラ顔は知っていたケドちゃんと話したことはなかった。
とりあえず全て話した。泣きながらダカラあんま上手くしゃべれなかなったカナ。 全部話してかなに抱き締めてもらって少し気持ちが楽になった。 それからまさきとあやとは全く関わることなく今までまさき中心の大学生活が、かなとその彼氏とよしきとの四人での楽しい大学生活に変わった。
ある日いつものように四人で飲みに行く約束してたんだケドかなたちが来れなくなった言って初めてよしきと二人でご飯を食べに行くことになった。よしきはいつもメールや電話で励ましてくれたりいつも笑わせてくれてた。その日も楽しくご飯食べて少し遠かったケド歩いて家まで送ってくれた。 その帰り道よしきの口カラ思いがけない言葉をもらった。 今でも一時一句間違えることなく覚えています。 『(私)にはいつも笑っとってほしい。悲しいトキは俺の前でダケ泣いてほしい。俺は(私)を絶対悲しませないし泣かせたりせん。絶対一生そばにおるカラ。俺はあいつヨリ(私)を好きやしめっちゃ愛しとるカラ大切にする。何があってもお前のそばに一生おるカラ』…とすごぃ顔を真っ赤にして変な顔で言うカラついあたしつい笑っちゃったよ。あたしはひとつ返事で答えた『約束やで?ずっとあたしのそばにおってね』と。(恥)
それから付き合うことになりマダまさきのコトは完全に吹っ切れてはいなかったケドよしきといると少しずつ忘れていける気がした。 よしきといるとホントに楽しくて素直になれてすごくすごく幸せだった。喧嘩してもいつも頭をなでて抱き締めてくれてホントにホントに幸せだった。 大学卒業して働くようになってカラは会える時間は減ったケド旅行行ったりディズニーランド行ったり楽しい幸せな時は相変わらず続いた。そして去年の夏にプロポーズをうけたん♪返事は言うまでもないデスが…
デモやっぱ神様は意地悪だったんよ…ホントひどい。
プロポーズをうけて彼とあたしの実家に行こうと待ち合わせしてたんだケド時間なっても来ないし電話通じないし…家に行ってもいない。 なんかあったのかなと思った瞬間だったんよね電話鳴った。よしきのお母さんカラで… 泣きながら何言ってるかはっきり聞き取れなかったケド彼が事故に遭って今病院で集中治療室に入っているとわかった。 病院を聞いて急いで向かった。 着いてもマダ彼は集中治療室の中だった。 待つしかできないカラ神様に祈りながら待ったんだケド 結局最後まで神様はあたしの味方になるコトはなかったんよ。 よしきが目覚めることはもぅなかった。どんな呼び掛けてもあのくしゃっとした顔で笑うコトはもうない。 受け入れられない受け入れたくない信じたくない。離れたくない。行かないでよ。ずっとあたしのそばにおる言うたやんかぁ… あたし一人じゃ絶対生きていけんよ。戻ってきて?お願い…
彼がはじめて約束を破った。 嘘をつかないという約束。 よしき…『ずっとあたしのそばにおる』って言ったのに約束破ってるやん嘘ついたんよね?
…彼の死から3ヶ月がたち、悲しさが癒えることなくあたしは無気力な日々を送っていた。 そんなトキ体調を崩し病院に行くと先生から耳を疑うような言葉… 『おめでとう。妊娠3ヶ月です』と… よしきずっと一緒にいるって約束守ってくれてたんやね。ずっと一緒にいてくれてたんやね。 よしきとあたしの赤ちゃん…よしきの分までよしきがあたしを守ってくれたように大切に育てる。 悲しさを乗り越え頑張っていけるそんな気がした。
よしきホントにたくさんの幸せありがとう… 今もこれからも一生あなたとこの子を愛します。 何があっても約束する。 あたしはよしきと同じように約束は絶対破らん。
最後に神様は不幸を乗り越えられる人にダケ不幸を与える。 不幸を与えたかわりに大きな幸せを与える。
あたしはそぅ思う。
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