僕たちは優勝するまで喜ばないと決めた。
そして、並みいる強豪校に勝ち、決勝の舞台まできた
決勝は、去年と一昨年中居中に全国決勝で敗れた三郷中
僕たちは油断し過ぎていた。 八回裏僕たちの攻撃 ここまで、三本のホームランなどを打たれ5対2。 絶体絶命だった。 八回裏の攻撃は三者凡退
九回表の相手の攻撃は何とか0点に押さえ最後の攻撃
一番から三番がヒットを打ち四番の僕まで回った。
その日は、山田のバットを持ってきていた。 山田の母に渡されたんだ
そして、バッターボックスに入り、球を見てバットを大きく振った
ホームラン サヨナラ満塁ホームラン 奇跡が起きた。 天国で見ているだろう山田のおかげだと思った。 その日ばかりは喜んだ。
『やったぞ山田、俺たち優勝したぞ。これもお前のおかげだ』と心の中で思い、泣き崩れた。
月日は流れ、高校でも全国大会優勝を成し遂げた プロの世界に進み、新人王など、いくつものの賞をとった
僕は、試合中いつも山田の写真をポケットに入れている
山田が居れば俺は頑張れる だから、今日も山田の力で試合に勝てた
ありがとう山田
この話にでてくるすべての名前は仮名です
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