400万人が待ってるよ♪

スキという二文字はこんなに短いのに
なんですぐ言えないんだろう。
もし伝えていれば今は後悔しなかったのかな。

私は今まで人を好きになったことはあったけど告白は1度もない。
でもあることをきっかけに
ちゃんと伝えなきゃいけない意味を知った。


この話を投稿するか迷ったけど色んな人に告白する大切さを知ってほしい。。





私は高校1年生の時気になる人ができた。
そんなかっこいい訳でもなく
その人と話すのが楽しくてその人と過ごす時間がただ居心地が良かった。
いつの間にかいつもその人を目で追いかける自分。
話すのにも何故か緊張している自分。
ドキドキしてその人の目を見れない恥ずかしさ。


ある時私の1番の親友に話したら
「その人のことスキなんだよ。」

この時やっと気付いた。自分はこの人がスキなんだって。

でも何故かすぐ気持ちを伝えられなかった。
告白したら今までの関係でいられなくなるんじゃないかって。
避けられるんじゃないかって。
自分で告白の返事はNOだと決め付けていたんだ。


しかも嫌な事に私はその頃から同じクラスで同じ部活の子に恋の相談をされるようになった。


その子の好きな人は
私と同じ人。

その子は
私よりすんごい可愛いし
人気者だし
頭もそこそこ良くて
スポーツは大体できて
性格もずるいくらい良くて

私が勝てるものなんて背くらいだった。



だから私はスキな人への気持ちを封じこめようとした。

あの子に幸せになってほしいと。

自分はその子よりスキじゃないと自分に言い聞かせていたのかもしれない。


そして私はスキな人を避けるようになった。
話す事もほとんどなくなった…
近くにいたらもっとスキになってしまいそうで。。



月日がたち私は2年生になった。

あの彼と一緒のクラスだった。

自分では認めなくなかったけど嬉しかった。

部活が一緒のあの子ともまた一緒のクラスで
気まずさもあった。

それからしばらくたち
彼は私に話し掛けてくるようになった。。
私は避けようと思っても
やっぱり嫌われたくなくて。。
避けられずに話していた自分。
久しぶりに彼と話して正直すごい楽しかった。


私は相変わらず恋の相談もされつつ
自分は応援してるつもりでいるけど
内心していない自分がいた。
最悪な友達だなとも何度も思った…

彼を諦めなきゃという自分と諦めたくない自分が葛藤していた。。

でもあの子にも嫌われたくないし…
彼にも嫌われたくない…




ある日私は決断をした…

「告白しちゃいなよ。」



ついにこの言葉を言ってしまった。。

言った瞬間涙が出そうになって私はトイレに行くと嘘を言って屋上へ駆け出した。


そしたらやっぱり堪えきれなくて涙が滝のように溢れてきた。。

なんで言っちゃったんだろう。
私もスキなのに。。

なんで。。。



そしたら1番来てほしくない人が背後から来た。

彼だ。。

ううん。

私の大好きな彼。

どんどん私の方に歩いてくる。。
私は後ろをむいたまま…


そしたら彼が
「もう授業始まるよ」

私はぐちゃぐちゃな泣き顔で
彼はどうしたの?とも聞かずにただ背後から私を見ていた。。

私は
今から行くと言おうと思って涙を拭き取ったけど
彼の目を正面からみた瞬間
また涙が溢れ出てきた。

彼のまっすぐな目が私の心を見透かそうとする…
この空気に絶えきれず
私は走って教室に戻ろうとした。
でも彼の手が私を止めた。
優しいけど何故か訴えかけるような手……



すごいすごい辛かったけど…
あの子に言ったセリフをふと思い出し

「……ごめん。」とだけ言って…
私は彼を振り切って
涙を流しながら屋上を出た。

彼に聞こえたかは分からないけど声はたぶん震えていた…。

この後の出来事は泣いた事しか覚えていない。。

私はせっかくのチャンスをモノにできなかったのだ……




この日以来私は彼と一切関わらなくなった。
相談を受けていたあの子は
告白をしたけどダメだったらしい。


それは分かっていた。

だってあの屋上で
彼は私に心の中で私に告白をしていたから。
彼の手からその思いがにじみ出ていたから…







それから高校2年の冬…
彼はいきなり転校してしまった…

父親の転勤らしい…

私は彼に何も言えなかった…
ただ泣くコトしかできなかった…
告白を怖がっていた自分が本当に嫌になる


もしあの屋上で私が告白していればきっとOKだっただろう。。

私は自分の気持ちに正直になれなかったのだ。
断られるのが怖かったのだ。
友達に嫌われるのが怖かったのだ。

最後まで彼から
いや自分から
逃げていたのだ…




彼が転校して以来
あっという間に時はすぎ今大学1年生として毎日充実した生活を送っている…


彼は今どうしているか分からない。


でもこの恋を機に
告白する大切さを知った。。
この体験記を読んだ皆さんもぜひ好きな人がいるならちゃんと告白してほしい。

今は好きな人がいないけど
また新しい恋が芽生えたら必ずスキと伝えたい…

泣ける話ではないかもしれないけど

この話を読んでぜひ何か感じてほしいです。


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