400万人が待ってるよ♪

俺は人が嫌いだ。いや、お前に出逢うまでは嫌いだった。
お前に出逢うまでの俺は親友とか信じてるって言葉に嫌気がさしてた。親や兄弟さえ信じられない。友達なんて愛想だけで暇潰しになれば十分だと思ってた。生きたいとも死にたいとも思わない。子供なんて欲しくもないし、可愛いとも思えない。誰かを信じるから裏切られるし、勝手に自分が傷ついてしまうだけ。なら誰も信じない。それが普通だと思っていた。
幼い頃から知ってしまった大人社会のありかたや裏の世界。汚れた手や心の淀み、真っ暗なトンネルの中にいるような苦しみ。人の心を読めているかのような人間不信さ。周りの人間は怒りも悲しみも笑いもしない俺を冷たい人間という。親や兄弟でさえ、感情がないって気持ち悪がってた。
写真に写ってる俺は魂が抜けてしまったみたいに目が死んでいた。
けど、お前は違った。純粋すぎる瞳に俺は何も言い返せなかった。お前と話しているうちに今まであたりまえだと思ってきた事が崩れおちて行く。いつの間にかよく笑い、よく怒り、悲しい事にすぐ泣いてしまい、生きる事が大切だと、喜びさえ覚えるようになった。
今になって言える事だが、お前と付き合う気なんてなかった。付き合ってるっていう肩書きも俺にとってはSEXするための口実にすぎなかった。ただのセフレにするつもりだった。軽いバカ女だと思ってたけど、いつの間にか本気でお前に惚れてしまった。
なぁー、覚えてるか?付き合った次の日にはもうお前、傷付いて号泣してたよな?2週間後には別れ話しの最中に俺の言葉に傷付いてまた泣いてたよな?あのとき何故お前は別れを選択しなかったのか今でも不思議だよ。あの頃は傷付けてばかりでごめんな。
いつの間にかお前に惚れてしまった俺は、生まれて初めて女にプレゼントをあげた。あの時のペアリングまだ持ってるか?お前、指輪見てビックリした顔して、人ゴミの中で「ありがと、ありがと」って俺に抱きついてまた泣いてたよな。けっこう周りの視線が恥ずかしかった。けど、恥ずかしさ以上に変な感情がわいてきて俺はハニカンでた。
何もしてなくても、お前といる一分一秒が思い出になり、お前といる時間が大切な宝物になっていく。お前と生きていく未来を考えると凄く幸せで、お前と過ごした時間が凄く幸せだった。お前がいなくなった今も…幸せ、かな?俺はお前と出逢えて変わってしまったよ。すこしはまともな人間になれたかな?分かったことは初めて誰かを好きになって、好きになるには喜怒哀楽が必要で、相手を信じる事が大切で、思いやりを持つ事が大事で、その全てをお前にそそいだこと。
あの日お前が別れを選んだ理由はわからない。お前にふられてから俺は元の俺に戻ってしまったよ。でも安心してほしい。付き合う前の俺に戻ったのは3日だけ。お前と過ごした時間が俺にとっては宝物だから。お前と別れてもう2年たったな。お前覚えてるか?俺がペアリングあげたときにお前言ったよな?「私の人生に光が射した」って。安物の指輪なのに、「この指輪の輝きが私を救ってくれた」って。その時、俺はお前の事を変な奴だと思ったけど、今考えてみると、あの指輪を渡したときから俺も救われてたような気がする。何も感じなかった日々もあのペアリングをしたときから毎日が楽しく感じるようになった。指輪が俺を救ったわけぢゃない。お前が俺を救ってくれたんだ。お前が俺を救ってくれた証があの指輪なんだと思う。今でもあの指輪を大切に持ってるよ。未練たらしくてかっこ悪いけど、いつかまたお前と再会できる事信じてるから。そのときはまた笑って話そう。今でもお前の事が好きだよ。また指輪を二人で着けあえれたら嬉しいけど、そのときお前に大切な人ができてたらお前とその人が幸せになれるように指輪に願い込めて海にでも捨てようと思う。俺にとってお前は結婚とかって意味ぢゃないけど、運命の人だと思ってる。あの日お前に出逢えてなかったら俺は今もずっと落ちぶれたままだったと思う。いつかまた笑って話せる日がくるといいな。それまで、ばいばい。


私事でこの場を使用させていただき申し訳ありません。この気持ちを吐き出したく投稿させていただきました。
また最後まで読んでいただいた方々、長文申し訳ございませんでした。
ありがとうございました。


泣けたらクリック