400万人が待ってるよ♪

俺が一目惚れした、イベントで見かけたメイちゃんハケーン(・∀・)約2年ブリ〜
忘れない、この子は…

髪切ったぁ〜かわいい

でもメイチャン…元気ねーし…しかも痩せた?
2年前と同じ顔して音楽に合わせて踊ってやがる。

2年前、
メイチャンに酒かけられた。『あたしに触るなよ!カスが!』
踊ってるメイに寄って誘おうとしたらそう言われちまって(笑)
でも萌え〜だった。

顔はフツーにカワイィ
目がデケーのなんの
身長は160センチぐらいらしい。
でも華奢で、細くて、背中に小さいアザがあんの
胸はないけど(笑)
めったにいない細さでマジ抱きしめてぇ(笑)


メイは何だか荒れてる感じでムシャクシャしてたみてー
たまに見せる切ない顔が余計そそる…

たまーに現れてはそそくさと帰る。


『名前何?俺ショウだよ』

『………メィ…』

『メイチャンかぁヨロシク』

『ヨロシクしてやるから触るな』

それから何度か見かける度頑張って話しした


メイチャンは結婚したい人がいて、それが叶わなくて、彼を忘れる為にお酒飲んで、テンション上げることしか今の自分にはできない!って言ってた。
だから『ショウチャンはダメー』ってさ…

本当は、こんな所に来るような子じゃないみたいだ…
そんだけしかわからない。

それから姿見せなくなって最近またハケーンした訳


なんかあったみたいだな…
『メィー久々ぁ』
『ショーチャン…』


なんかあったのは当たってしまった。


前好きだった彼がまた戻ってきて、またダメになったとの事…

俺じゃダメだろ?

今のメイはかなりの勢いで凹
顔が笑ってナイ。
今にも泣いて潰れてしまいそう…
今にも誰かの為に死んでしまいそう。

メイ…俺はお前に何が出来るんだ?

酒を一気に飲んで踊り始めたメイ…
細い体が更に細く感じる…一瞬下を向く顔が、悲しい顔してる。

『ショウチャンも踊ろうよ〜』

踊れない。今のメィ…
完全に顔がイカれてる。

『踊らないの?つまんない!帰る!』

そう言ってメイはカバンを持って走ってった。

『メィ!メィ!』

焦って追いかけたメイのバックを掴んだ瞬間、バックの中身が散らばってしまった!

『ごっごめんな!』

『触らないでいーよ』

??

下を見ると大量の……
クスリ……

『いいって!見ないで!』

産婦人科のクスリ…
鎮痛剤?
精神安定剤…?
安眠剤…?
あと…なんかあった。

『メィ今コレないとダメみたいだわ…情けない…』

そう言って泣き崩れた。

『何で、何で、何で!メィは何もしてないんだよ!』
『メィの赤ちゃん助けて』
『メィは何もしてないのに!あぁぁ!』

何があったんだ?
よくわからない。
初めてメィが大泣きする所を見た。

取りあえず車に乗っけて、俺んち連れてった。
足が震えて歩けないメィを支えながら
その時感じたメィの重さはかなり軽かった。

『少し寝たら?』

『大丈夫だょ。ゴメン。ショウチャン…聞いてくれる?』

メィが話し始めた。

彼は年下というコト。
彼は今度は大事にすると約束したコト。
彼はメィを愛してるって言ってくれたコト。
彼はもう離さないと言ってくれたコト。
彼は結婚考えてるから、避妊をしなくていいと言ったコト。

音信不通になったこと。

原因はメイの束縛がウゼーってなってしまったこと。
でも彼の束縛の方が強かったこと。

連絡が来なかったから、心配してメールを送ったこと。
むやみやたら連絡出来ないと思って連絡待ってたこと。

ある日、連絡したら携帯使われてなかったこと。


突然の妊娠…


彼の証を残したかったのに、すでにタバコお酒と毎晩不規則な生活に倒れて流産したこと。

彼が今何してるかわからないこと。


メィ……
お前は弱いな。
メィ……
それでもあいつが大好きか?
メィ……
俺じゃダメなのか?


いつの間にかメィは寝てしまった。


『運命の人だと思ったんだよ………。メィにとって王子様…』


彼は学生だから、再来年結婚するって約束だったらしい。

メィは今23歳…
メィが21歳の時からあの男はメィの人生ズタズタにしてる。
メィの人生ズタズタにした年齢に今あの男はなってる。


メィのこんな姿見たらきっとあの男は引くだろうな…
同情なんてしてもらえるのかな。
悪いって思ってくれるんだろうか…
子供……そんなこと知る訳もないのかな。


お昼頃目覚めた俺。
メィの姿がなかった…。

置き手紙で、『ショウチャンありがと…』

慌てて外飛び出した!!


『メィィィィィ!!』

『メィィィィィ!!』


走ってメィを探した。

フラフラあるく細い女の子。
『メィ!どこにいくんだよ?』

『家帰るんだよ?親に怒られちゃうよ〜その前に、赤ちゃんのお墓行くの。行く?』


『おっおぅ…』


小さな公園の片隅の花壇に、しゃがんで、手を合わせた。
『ごめんね。ごめんね。ママ弱くて…パパは今日来れないって…でもすごく優しい人来てくれたよ!』

"ママいいんだよ。これで良かったんだよ…"

なんか赤ちゃん…
メィを励ましてるようだった。


『ショウチャン。ありがと…メィはもうクラブ行くの辞めるね。体休めるよ…』

そうした方がいいね。


『このこは本当に愛をもって大事に育てたかった。』

うん。


『メィ…メィ…』


もぅいいって!!

『ほら!メィ!赤ちゃんの前で泣くな!ママだろ?』

『うん!』


なぜか二人強い握手をしてバイバイって別の道歩きだした。


俺はメィのコト好きだった。


だけど、今は見守るコトしかできねー。
メィの中で彼は生き続ける。運命があるなら、また出会わせてやりてーな…

メィ…

平凡でいい、その気持ち忘れるなよ。
お前の純粋な気持ち、いつか彼も分かって後悔してくれるよ。

2年間強く、一人の男を思える力がある愛溢れた奴だよメィは…

俺も見習って、メィにまた出会いたいな。

今風の若くて悪いコトしてる奴もいつかは後悔するぜ?

メィは愛をくれる人間だな。愛する心を教えてくれるな。それはやっぱり彼から教えてもらったのか?


その男がうらやましい…
反面憎い…


メィ…
また出会おうな。


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