僕は今日も、学校へ向かう。 そこには、いつも笑顔で笑っていながら、楽しそうにしている僕がいた。 そんなある時、部活中に 足がつまずき、思うようにうごかない。僕はまー今日は不調かなと 明るくふるまっていたが・・・ まさか・・・こんな事になるとは・・・ それから3ヶ月後、また同じような 症状がおきた。しかも、この前とはまったく違う。足がまったく動かない。 おかしい、と思った僕は次の日の部活を休んで病院にいった。 審査結果がでる・・・ 医者がきて、そっと口をあける。 『おちついてきいてください。あなたは 脊髄小脳変性症という病気です。』 僕はなんのことだかさっぱりだった。 だいちそんな病名、聞いたことなど なかったのだから・・・ 脊髄小脳変性症とは、手や足が動かなくなったり、言葉がうまくしゃべれなくなったり、最終的には、寝たきりになり、死にいたる、恐ろしい難病だ。 『君の命は後、約3ヶ月もつかもたないかだ。』 でも、僕は自分がそんな難病にあっているなって、信じれなかった、信じたくなかった。でも、そんな現実をうちあけられたのだ。 家に帰って、部屋に戻った僕は、恐怖だらけで体の振るえと、涙がとまらなかった。 次の日から僕は、いまいち元気がでず、 友達に心配された。 でも、ぼくは、他人に心配かけたくなかったから、『うんうん なんでもないよ だたちょっとおなかいたいだけ』とかいって、明るくふるまった。 今まであんな姿を自分がしていたと思うと 自分が情けなくて、悔しくて、なにより 悲しかった。 でも、僕はそんな自分が嫌で みんなに自分のことを話した。 しかし・・・みんなぽかーんとしていて きこうともしないかんじだった。 それから僕は、病気のことで 嫌な目でみられたり、コソコソと陰口をいわれた。僕は悲しくて悲しくて。 みんなの前に立つことができなかった。 しかし、そんなふうに落ち込んでいた自分にそっと手を差し伸べてくれた、一人の女性がいた。その女性は、僕にとって、天使のような存在だった。 そして、僕はその女性に恋をした。 こんな僕なのに、彼女は笑顔でOKしてくれた。僕はその時、久しぶりに笑った。 それから、数ヶ月、病気はどんどん悪化し ついにはたてなくなり、車椅子になった。 でも、彼女は、そんな車椅子にのった僕を そっと後ろから押してくれた。 その優しさに涙がでそうだった。 そして、ついに僕にも死という瞬間がちかずいてきた。 だめよ!死んぢゃだめ!!! 『君とすごした、3年間、楽しかったよ 【さようなら】』 彼女は、なかじゃくる。 そして、僕はこの世を去った。 それから、彼女は、毎日のように 僕のお墓によっては、手をよせて帰っていく。彼女はいった。 いつまでも一緒だよ。 僕は今でも、彼女の心の中で【生きている】
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