ある日、俺は学校の屋上へ暇潰しに行ってみた。 鎖をほどいてドアが開いた瞬間俺は目を疑った。 女の子が泣いていたのだ! 彼女の瞳は輝いていて俺は彼女に恋をした。 彼女は俺を見た瞬間に俺の前を走り去っていった。 その時に一冊のノートが落ちた。 「八神綾」それが彼女の名前だった。 次の日にノートを渡して彼女に告白した。 彼女は「にこっ」っと微笑みながらOKしてくれた。 その時の俺はかなり嬉しくて今すぐ暴れたいぐらいだった! その後、俺と彼女は別れずにかなり幸せに付き合っていた。 いつまでも俺はこの時が続いてほしいと俺は願った。 だが、そんな夢もすぐに崩れ去ってしまった・・・・・・。 ある日、彼女はいきなり苦しみだして病院に運ばれて行った。 先生に彼女の病気のことについて聞いてみたら、先生は首を横に振り不治の病だ と俺に告げた。 彼女の余命は後2、3ヶ月と先生から聞いた時俺は泣き崩れた・・・・・。 もちろんそのことは彼女に言わずに黙っていた。 俺は最後まで彼女のそばにいてあげたいと思って、ずっと病院に泊まることにし た。 そんなある日、彼女は俺に「もうそろそろそら君帰ったほうが良いんじゃない? バイトもあるしなにより親が心配してるでしょ?」と言った。 俺は「大丈夫大丈夫!バイトなんていつでもできるし、親にはちゃんと言ったか ら!」と言ったら彼女は「でも、私はもう大丈夫だから!あんま心配かけさせた くないからさ!」と言って俺が「でもだからって離れる訳には・・・・・・」と 言ったら「いいから帰って!!!!」と大声で言った。 俺は彼女が嫌がっていると思いすぐに無言でその場を立ち去った。 だが次の日、あんなに元気だった彼女は急に病気が悪化して苦しんだ。 俺は急いで駆けつけたがその時はもう遅く彼女の手はとても冷たかった。 俺はその場で泣きまくった。 その時、彼女の親が俺にビデオをくれた。 それは彼女からのビデオだった。 「そら君へ このビデオを君が見たときには私はもうこの世からいなくなっているでしょう。 でも後悔はしてません。 君と過ごしたいろんな思い出が今でもよみがえってきます。 ほら!君が私にあの言葉言ってくれたの覚えてる?「いつまでも一緒にいようね 」って。その後にキスもしてくれたね。 あの後私はとても嬉しくて思わず涙が流れてしまいました。 後ね、昨日私が君を無理矢理帰らせたのは君が嫌いになったからじゃないんだよ 。 君を心配させたくなかったし、なによりも君の泣く顔が見たくなかった。 でも、次は違うよ! 私はいつでも君の心の中にいるからね。 あれ?なんだか涙が出てくる・・・・なんでだろうな・・・・・・・・。 ゴメン、けっこう長くなっちゃったね! それじゃあ、いつまでも私のこと忘れないでね!バイバァ〜イ! 八神綾より」 俺は安心したそして泣きまくった。 そして・・・俺は心に向かって「綾・・・・・・ありがとな・・・・・」と言った。
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