私には、世界一かっこ良くて、優しい彼氏がいました。しかし、彼とは結婚まで辿り着けませんでした。
五年前、私は彼と出会いました。私より三歳年上で、私より30p背が高くて、私の一目惚れでした。
ただやっぱり人気があり、なかなかメアドを聞けませんでした。しかし、チャンスが巡ってきたのです。私は勇気を振り絞って、聞きました。しかし、彼から驚きの言葉を発したのです。
《俺、君が入学してからずっと見てたんだ。》 嘘〃私は言葉を失いました。《君が好きだ。俺と付き合ってくれないか?》私はすぐ頷きました。
それから毎日、逢って愛し合いました。
学校から帰り、家でくつろいでいた時、彼の母親から電話がかかってきました。《崇が事故に合ったの!!今すぐに来て!!ひかるちゃんお願い!!!》 私はすぐに行きました。病室には、いろんな機材の中に崇がいたのです。私はもう泣いてしまったのです。声もかけられずにベッドの横で、泣き崩れていました。 《何泣いてんの??俺は今ちゃーんと生きてるよ〃》私はびっくりしました。 《崇!!良かった〃》 《ひかる!俺、お前のコト愛してる。》《何いってんの?》《いいから、最後までちゃんと聞いて!本当に愛してる。心から愛してる。お前が俺の彼女でいてくれて…………………………………………………………………ありがとぉ》 《ぅん〃》
しかし、そんな彼はその詞を残して、静かに息を引き取ったのです。私は何日も泣きました。ずっと泣いていました。
ある日まだ私は泣いていました。突然、部屋が暗くなり、私は怯えていました。
部屋の奥の方がちょっと光っていたので、近づいて見ると彼だったのです。
《もう泣かないで!!!俺なかなか成仏できないじゃん!!お前の笑顔が俺の薬なんだから!!》
私は彼の為に心から笑顔をしました。彼がちゃんと成仏出来るように…〃〃
彼は消えながら、一言。 ありがとぉと。
そこから私は《ありがとぉ》という詞を大切にしています。
崇、ありがとぉ…〃〃
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