400万人が待ってるよ♪

少し長くなりますが、僕の大切な青春です。
僕は今、高校3年生のサッカーばっかりしている普通の男子。僕は小学1年生の頃からずっとサッカーを続け今にいたっている。小学生の頃からずっと一緒にサッカーをやっている卓也が親友だ。
僕は卓也に地域のサッカーチームを紹介してもらった。卓也はいつも僕をひっぱってくれる存在で、卓也なしでは何もできない僕は、サッカーの練習に行くときも卓也に「一緒に行こ」と言っていた。卓也はサッカーがとてもうまかったので僕も負けずといつも夜遅くまで自主練をしていた。
そして、中学も高校も一緒になれた。高校1年生の春に卓也は「絶対二人で全国行こうな」と真面目な顔で僕に言い、僕は照れ臭せうに「おう。」と言った。高校では卓也は一年生の頃からレギュラーで僕はずっとボール拾いだった。2年生になってやっと補欠になれた僕に卓也は「今までみたいに一緒に頑張って行こうな」と僕をきずかってくれた。その後僕は家に帰り悔しくてずっと泣いていた。3年生になり卓也は部長になり、僕は副部長になれた。僕たちのチームはいつも県大会4位ぐらいで負けてしまう。そして、夏を乗り越え高校最後の大会になってしまった。
この大会で初めて選抜に選ばれた僕に卓也は「これもっとけ、いざとなったら開けろよ」と僕に交通安全のお守りをくれた。僕は「なんで交通安全?」と聞くと卓也は「なんでもいいだろ。とにかく頑張ろうってことだよ。」と恥ずかしそうに言っていた。僕は携帯のストラップとして大切に持っていた。
大会が始まり僕たちのチームは順調に勝ち進み、ついにベスト4まで残った。
明日が準決勝をかけた試合なのに卓也はいつものように夜遅くまで僕の練習に付き合ってくれた。練習を終え帰り道に今までのことを語りあっていた。「お前昔は弱虫だったのに今つよくなったよな」と言われ僕は腹をたたせながら「はぁ〜オレは昔から強かったよ」と言うと、卓也は笑いながら「よく言うよ」みたいなかんじで話していた。
別れて道で卓也が「明日勝ってその次も勝って必ず全国行こうな」と言ってくれた。僕は入学当初のことを思い出しながら、でも昔とは違う強い気持ちで「おう。」と言った。
僕は家に帰り、シャワーを浴びベットに入った。明日のことを考えながらニヤニヤしていたら扉のノックが聞こえた。開けてみると、母親が慌てた様子で僕に「たたたくやくんが、、」と意味わかんないことを言うので、一度落ち着かせてから聞くと「卓也君が車に引かれて今病院に送られたって」
僕は病院の場所を聞き、急いで病院に向かった。病院に着き卓也のいる集中治療室へ走った。
集中治療室の前には卓也の家族がいて詳しい話しを聞くと、僕と別れて信号を渡っていたら信号無視の車に引かれてしまったらしい。
無言が続き、だいぶ時間がたった時、治療室の扉が開いた。
僕は取り乱し、医者に大きな声で「どおなったんですか!?」と聞くと、医者は首を横に振るだけで僕には意味がわからなかった。
その時、卓也の家族は泣き崩れやっと意味がわかった。
僕はその場で大泣きした。僕が夜練習に誘ってなかったらこんなことにはならなかったのに、、自分のことを悔やんだ。
僕はその後卓也の親に家まで送ってもらい部屋にこもった。頭の中が真っ白になり過去の事を思い出していた。


小学生の頃サッカー一緒にやろって言ってくれたこと、いつも夜遅くまで練習付き合ってくれたこと、入学当初に一緒に全国行こうなって行ってくれたこと、お前強くなったよなって言ってくれたこと、最後にまた全国いこうなっていってくれたこと、、。涙が止まりません。泣いて泣いて鼻が痛くなるまで泣いた時、携帯に付いている卓也からもらったストラップが目に入った。卓也はいざとなったら開けてって言ってたけど、ゴメンもお卓也がいない僕にはいざっていう時だよ。
泣きながらそのお守りを開けると、そこには一枚の手紙が入っていた。



祐樹、今までありがとな!これからもよろしく!オレはお前に出会えて本当にうれしいよ。なんかあらたまって手紙にすると恥ずかしいけど、どおせこの手紙見るの俺達が老いぼれになった時だと思うから書くわ。昔は祐樹も泣き虫だったのにすごく強くなったと思うよ。今のお前なら一人でなんでもできるよ!だからこれからどんなに辛いこてがあっても大丈夫!将来カワイイお嫁もらって、二家族でサッカーチーム作れるぐらい子供つくろうぜ!笑い
祐樹ありがとう。本当にありがとう。オレ全然ゆうきにありがとうって言わなかったなーごめんなっ恥ずかしくて。
おじいちゃんになってこの手紙読んで泣くなよ!
祐樹の親友、佐々木卓也より


ありがとう卓也。オレ一度も卓也にありがとうっていってないよね。涙が止まらなくて今ありがとうって言っても言葉にならないと思うけど「ぃままでほんとにありがどう、、これから、卓也のぶんまで、がんばるから、ぜったい全国いくから、ひとりじゃなにもできないって、言わないから、、…。 いままでありがとう」


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