400万人が待ってるよ♪

今から約十年前
まだ俺が中学生の時
俺の最愛の友達(ヤツ)が深夜の事故で亡くなった。今思い出すとヤツは深夜の事故で亡くなる日の夕方に俺に最後の挨拶をしに来た。その時のヤツの顔・ヤツの声・ヤツの行動は明細に覚えてる。俺が家の前の壁でボール当てで遊んでる時にヤツは来た。ヤツは笑顔で自転車に乗り俺に「明日遊ぼな!」って言った。俺は「了解!今から、お前何処に行くねん?」。ヤツは「本屋」って言って行っちまったよな。その時、俺おかしいって思ったんだよ。(お前の家から本屋に行くのに普通は俺の家の前は通らないよな。本屋は嘘やろ?)でも、ヤツが亡くなった次の日。ヤツの母からビニールに巻かれた新品の漫画を二冊渡された。本屋は嘘じゃなかった。ヤツは自分が死ぬの知ってたのかな?知ってたから最後に挨拶しに来たのかな?知ってるのに「明日遊ぼ」とか言わないよな?俺は最後の挨拶ぐらいは、ヤツともっと長話したかったよ。って言うか「最後の挨拶」って何だよ!!なっ・・お前。


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