私のオカンは左半身が動きません。 オカンがそんな体になってしまったのは、半年位前のことです‥。
私は当時、高校3年生で学校はもう冬休みに入っていました。
あの日、自動車学校の卒業検定を受ける事になっていました。
その日はオカンが仕事先に行くついでに、私を車校まで車で送ってくれました。
車校までの道の途中‥オカンは幾度と無く…「痛い‥頭が痛い…」‥と呟いていました。
「いつもの頭痛とちゃうん??」…私は軽く返してました。
…あの時の軽く言った言葉を‥軽く言ってしまった自分が、今でも憎くて仕方ありません‥…
「がんばりや♪‥」
「うん!バイバイ!!
それが‥その日、オカンと交わした最後の会話でした…。
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