400万人が待ってるよ♪

俺達は、いつも仲良し六人組で遊んでいた


金曜日は必ず、俺の家で
お泊まり会が行われるほどだった。

流石に六人は多いけど、無理して皆で泊まってた、寝る時は皆でくっついて寝て、風呂は三人で別れて入って、夕飯は皆で外食。
俺達の絆は親友を遥かに越えてた、家族よりも大切な存在かもしれない・・・


中学、卒業も近くなった寒い2月に・・・


その日、いつものメンバーの一人が学校に来なかった

心配して、メールや電話をしても無反応


先生が教室に息を切らして入ってきた、この時の先生の顔は忘れない


「Kが事故にあった、先生が車を出すから、お前ら五人は来い」
はっ?
って感じだった・・・


「運動神経、凄〜良いし大丈夫だろ」
誰かが言ったのを、覚えてる。

病室に入った時、Kは体中ボロボロで寝ていた

先生は、長くないと言った

Kの母さんは、しっかり者で、強い人だった。

「子供を庇って、車に跳ねられたのよ」
Kの母さんは、そう言うと、「最後まづ一緒に居てあげて頂戴」と言い病室を出た。


俺等は、呆然と立ち尽くしてた。

Kが口を開いた、「もぅ一緒に遊べね〜や」


HとK2は泣き崩れていた。
IとMは、Kを見つめていた
俺は、六人の中でもKと一番仲が良かった。


Kが俺を呼んだ「また一緒に風呂入りたかったは」

俺は、「死ぬな!死ぬな!」と言い、Kの胸の中で泣いた。

俺とKは男同士だが互いに好きだった。


Kは俺の頭をクシャクシャと撫でて「ありがとな」


俺は、「お前と出逢えたのは偶然じゃない!必然のような気がする」

「お前に逢えたのは必然だ」Kは息を引き取った・・・

泣いた、泣き崩れた。
今日は金曜日

皆で病院に泊まった、Kを囲むようにして皆で寝た。

今、俺は高一
皆、バラバラの高校に進学した。

それでも、絆は消えない

俺等が出逢えたのは必然だから・・・


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