ついさっき愛犬が息を引き取った…
君と初めてあったのは私が高校に入って間もなく…今から13年前。毎晩友達の家に泊まりに行ってばかりだった私を少しでも家に帰って来る気になるょうに…と私が以前から犬を飼いたがってたので、両親がペットとなる仔を探しに私を小さなペットショップに連れていってくれた。 店の奥に硝子貼りの部屋があり、愛犬はそのひとつの部屋に狭苦しそうに入っていた。決して部屋が小さい訳ではない。愛犬がでかかったのだ。犬種はバーニーズマウンテンドッグ。当時まだ日本には30頭いたかいないかの珍しい犬種と言われた。その仔を直に抱いて見たかったのもあったが、狭い部屋に入れられてる姿がかわいそうになり定員に部屋から出してもらった。(生後2ヶ月だというその仔はすでに5kgは超えていたと思う。)するとその仔は水を得た魚の様に店の中を走り回り始めたではないかΣ(゚ロ゚;)さすがにこんなにワンパクな仔は大変だろう…と思ったが、母の『ヌイグルミみた〜ぃwW(*´∀`*人)』の一言でそのワンパクな仔はうちの家族の一員になった。名前はバニーと名付けた。
その時ちょうど家を建築中だったのでバニーは暫くゲージの中に入れていた。 家が建つとバニーは室外犬になった。バーニーズは番犬にはならないと言われたが、バニーは若干小心者だったせいか、知らない人がくると激しく吠えてくれる立派なわが家の番犬となった。
でもこれからはバニーが吠えてくれることはない… まだバニーがいなくなった実感がない…
側に行くとブンブンと尻尾を降って喜んでくれた。 私をよその人と間違えて吠えた時、なんとも罰の悪そうな顔をしていたね。思わず笑ってしまったょ。
これから歳を取ってボケが始まったら間違えて吠えることも多くなるのかな…なんて考えてたのに、そんな事ももぅないんだね…
これを書いてる今、心にポッカリ穴が開いてしまった様な感じがする…
こんなにあっさり逝ってしまうなんて思いもしなかったょ…知っていたらもっとちゃんと君の声を聞き残しておけばょかったよ… 昨日まで聞いてた声が思い出せないよ? もう一度吠えて声を聞かせてょ。
もっとしてあげたかった事がある。あーすればよかった、こーすればよかったと失ってから思うとよく聞くが、ホントにそうだね。 さっきまでは生きてる事が当たり前だったのに…
君がいなくなるなんてわかりたくない…
逝かないで…
ほら散歩に行こう?いつも歩いたあの公園に…
君は家に来て幸福でしたか? 私は幸福でした。ありがとう。
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