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アタシが前の彼氏に振られて落ち込んでいる時,
いつもはふざけた事しかしない彼が色々親身になって話を聞いてくれた。
アタシは元カレの事がなかなか忘れられなくて毎日の様に彼に相談していた。
それでも彼は嫌な顔1つせず男にしか分からない気持ちもある!
といっていつも相談に乗ってくれていた。

それから少し達,段々に元カレの事に関係なく連絡をとるようになっていた。
始めはもちろん友達としての関係だったが,そのうちお互いに意識するようになっていった。

元カレと別れて半年程経ったある日。
アタシは彼に告られた。


こうしてアタシ達は付き合うことになった。


もともとが友達関係だった事もあってアタシ達は急激に仲良くなった。

周りの友達もそんなアタシ達のことを見守ってくれていた。


彼はアタシをとても愛してくれている。


幸せだった。













ある時,同じクラスの男の子がノートを貸してほしいというので貸してあげた。




それを彼が見ていたのは知っていたが,ただのノートの貸し借りなので特に気にもしていなかった。


だけどその日の帰り彼はいままで見た事ない顔で怒った。
彼はアタシが他の男と仲良くしゃべっていることにヤキモチをやいてしまったらしい。

1度は怒ったものの俺も悪かったとお互いに謝り仲直りして別れた。


その日の夜の電話で彼はやたら甘えた。

大好き。
離したくない。
ずっと一緒にいたい。




さっきの事もあるのかとアタシもそれに1つずつ丁寧に答えた。







その日カラ彼の態度が少しずつおかしくなった。





束縛がひどくなり,少しでも連絡が遅れると疑う。
バイトさえも信じてくれない。


アタシはそれでも彼を好きでいたし,彼もアタシを好きだから不安になってしまうんだと思って我慢していた。




ある日些細な事で言い合いになりケンカになってしまった。
彼は別れる?と聞いてきた。
アタシもイライラしていたし,そんなんだったら別れた方が良いかもね!と言った。

そしたら彼がいきなり駅のホームで泣き出してしまった。
みんな見ていたし,恥ずかしさと驚きでアタシはイライラしていたのも忘れて彼を慰めた。

そして少したつとまたゴメンと言っていつもの彼に戻る。



そんな日々が普通になっていった。












ある朝いつもの様に学校に行こうとすると家の前に彼が立っていた。


一緒に学校に行く為にまっててくれたんだ!

アタシは嬉しくなって自転車の後ろに飛び乗った。





……………?


なんか変だと気付く。



「学校…行かないの?」


「今日はうち親いないから家行こうな」


行かないよ!!学校でしょ!!
アタシが自転車下りようとしたとき…

ギュッて腕を掴まれた。
「痛いよ!!」

そしたらまたあの顔で睨んですごい剣幕で引きずられてしまった。

男の本気にどんなに頑張ってもアタシはかなわなかった。アタシが彼から振るわれた最初の暴力…

アタシはそのまま自転車に無理矢理のせられて彼の家まで連れて来られた。
その日は彼の家から外に出ることはなく,友達から心配のメールも何通かきていたけどそれさえ返すことは許されなかった。


軽く軟禁だった。













それからというものの彼の暴力と束縛はエスカレートしていった。
一般的に言うDV(DomesticViolence)だ。

始めは2人の時だけだったけどそのうち学校や友達の前でもやりはじめた。







アタシが友達と遊んでいれば場所を聞き,待ち伏せされる。

男の子と話していれば例え彼の友達でも本気でキレてしまう。
そしてまたアタシに当たります。

そんな彼を友達はみんな引きました。
もう別れなと何度も言われました。




それでもアタシはキレたあとに戻る優しい彼が本当の彼だと信じたかった。













だけどある日また学校で揉めてしまった。
ケンカの内容はいつもと代わらないけれどその時なぜかアタシもイライラしていてオオゲンカになってしまった。

そしてあたしは
「もうやってらんない!」
といった。
するとその瞬間彼はアタシを階段から突き落とした。








アタシは彼に殺されかけた
彼のあの目には殺意が感じられた。







親や先生には自分で転んだと言った。













そして彼に別れをつげた。














どうして人は大切なものを大切にできないんだろう…












大切だから手放したくない。













大切なものほど我慢が必要なのに大切なものほど我慢が出来ない。













人が人を傷つけてはいけない


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