いつもいつも頭の中にはアユの記憶があった。 「アユ?俺な本当は別れたくなかったし悪いのは俺だって事わかってんだよ? アユが話かけてくれた時だって凄く嬉しかったんだ。 なのになのに……ごめんな。強がってアユを気付けてごめんな? なぁアユ?俺さぁこれからもずっとアユの事好きでいていいかな?
本当に大好きなんだって」 その時ひとつ優しい風が吹いた その風が吹いた時、俺は涙が自然にこぼれた
その風に運ばれて来た香りがアユの使ってた香水の匂いだったんだ。 「アユ聞いててくれたんだね。俺もう後悔はしないよ?こんなウジウジしたところ見たらアユおこるもんな(笑)」 俺は流れる涙を拭いて最後に言った。 「アユ俺なまぢずっとずっとアユの事大好きだかんな」 すると風はアユの香り少し残して 「ありがとう」 と言うように過ぎ去っていった。
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