原因は俺だった。
前から同じ高校に通う彼女のアユが楽しみにしてた1年記念を俺は忘れてて友達と遊ぶ予定を入れてしまった。

その夜電話で。もちろんだか凄く喧嘩した
俺が悪いとわかっていたけど

上手く謝る事が出来なくて
謝る事が怖くて

俺は子供ながら逆ギレをしてしまった。
きっとどこかで言い訳を探してたんだ…
アユが泣きながら俺に怒ってくるのが俺にはとても嫌で
うざかった

その時、俺は思ってもない事を強がって言ってしまったんだ。

もう別れよう

って………
アユは凄く泣いてたね。何度も嫌だよって言ってたね。
俺は何も言わずに電話を切った。
切った後自分から言ったのになぜか後悔ばかりが残って涙がこぼれた。

それから数ヶ月俺らは一切連絡をとらなかった。
学校で目が合うたび気まずくそして凄く切なかった。
アユの顔がすぐに浮かんできてしまう。

そんなある日、俺はあの事を謝りたくて、アユへの気持ちを伝えたくて話をかける事を決意した。アユがこっちに近づいてきた
心臓が飛び出そうなぐらい緊急した。
｢あ、あのさぁ…｣
俺が話かけた時それをさえぎるようにアユが言った
｢けんや？これ私の携帯番号だから暇な時電話して｣