私は中学生の時に友達を傷つけた 原因はお金の貸し借りだったが返さないから怒ったわけではなかった友達の一言 「お前はお金以外に用はない」 頭の中が真っ白になった、同時に怒りがこみ上げてきた 数秒後にはカバンに付いてたキーホルダーが友達の足に刺さっていた、それを見たときパニックになって倒れた 目が覚めた時は病院にいた横には母がいた ゴメン、という前に頬にすごい痛みがあった怒ることがあっても手だけはださない母の右手がでていた、母の顔が見えなかった 「よかった」 母の声は泣いていた 「ごめん…」 母の顔を見たときは安心した。恐る恐る聞いた 「○○○は?」 「もう帰ったよ」 母の話では傷は小さく軽い手当で終わったらしい。外は真っ暗だった私は半日以上寝ていたらしい不思議なもので数時間後には眠っていた
次の日の朝起きると母はいなかったもう帰ったんだと思った昼前になると母は帰ってきた昨日の服と同じだった母の言葉でその理由がわかった 「3時頃警察の人が来るよ」 私はうなずくしかなかった。言ったとおり3時前には警察の人が2人来た話はすぐ終わった傷つけた原因だけ聞くと帰って行った数ヶ月後家裁に連れて行かれた処罰は軽かった その数ヶ月間私は学校にも行ってない 久しぶりに学校に行くとクラスの雰囲気が違った理由はだいたいわかった友達は松葉津杖を持っていた覚悟はしていた友達は口が軽く大げさに言うからだ、シカトがはじまった 数日後友達の両親が家にきた文句を言いにきたと思った 「すいませんでした」 変な気分だった自分の子供を傷つけられて謝っていたそれとお金を返してくれた今更どうでもいい 次の日からクラスの雰囲気が戻っていた別にどうでもよかった、たぶんこの頃からだと思う人(特に同性)に興味がなくなったのはそれからは何もなくというか何にも関わらず卒業した 式の後に卒業生と保護者全員でご飯を食べる予定があったがもちろん行かなかった
高校に入り他の中学からも人がきたもちろん関わらないようにした遊びはするが最低限しか関わらずに
高3の春だった同級生の1人が話かけてきた、あの事件のことだった意味が分からなかった中学の同級生が話したと思ったが違ったお兄さんが少年課で働いているらしい、それからイジメがはじまった、中学の時とはいえ全然違った、シカトは優しかった激しいものは背中に熱湯をかけられヤケドもした、さすがに決意した 部屋で手首に刃物をあてた痛みはなかった床が赤くなっていくのがわかった、 兄が見つけ病院に運ばれた学校であったことを話しヤケドも見せた、また数ヶ月学校を休んだ市内の病院でヤケドと手首の傷を消す為と精神科のカウンセリングの為だった 夏休み前には終わった学校に行くとクラスは少し変わっていたなぜかバレていた、謝れはしなかったか元には戻らなかった その時は就職活動がはじまっていた進学もあったが私は就職を選んだ母には市内で働くと言った理由は簡単地元を逃げるためだった 仕事はすぐ決まった、それからは学校にもいかずバイトを増やした高校に入ってからバイトはしていたからお金がほしいわけでもなかった、ただ1人になるのが恐かったからだ 卒業式が近づいたとき母に聞かれた 「卒業式どうする?」 聞かれるまでもなかった行く気などない、卒業前に家を出て1人暮らしをはじめた 1人暮らしがはじまると気が楽になった、こっちには私の過去を知る人はいない
社会人になって3年がたった仕事も何度も変えた、その年の夏会社の先輩にバーベキューに誘われた女の子もくるらしく行くだけ行った、それからもその先輩とは合コンや飲み会などに行った ある時私が合コンのセッティングをまかされた困った異性の友達まして同性の友達もいなかった悩んだあげく行きつけの居酒屋で知り合った人の子供に連絡した、意外とすんなりOKしてくれた合コンは3対3だった相手の子が連れてきた子は何回か見たことがあった、それからその子とはよく連絡をとるようになり遊ぶ回数も増えたもちろん複数でだが、 今年にはいり私は会社を辞めて実家に帰ろうと思った、先輩に話すと説得されたが気持ちはかわらなかった、その子にも言った、なぜ言ったのかはわからない、その子は辞めるなとはいわなかったが 「あんたは人から嫌われようとしてる、自分から壁をつくっている」 当たっていた少し驚いた、確かに私はこっちに来ても人とは関わらないようにむしろ嫌われるようにしてた、話はつづいた 「本気で辞める気なら人に相談なんかしない止めてほしいから相談なんかしないし」 確かにそうだったそれに実家にも帰る気はなかった、ここまで見透かされたのは初めてだった結局会社は辞めなかった。 それからその子が気になるようになった電話とメールの回数も増えた(一方的に)、変わる努力もはじめた、先月祖父の法事があった親戚連中が集まったみんなに言われた 「元に戻ったね」 何か嬉しかった、あの事件以来の私の変わりように不思議に思っていたらしい、知らず知らずのうちにみんなに心配をかけていたらしい、心から思った
心配かけてごめん
このことをあの子に話した 「確かに変わったな、初めて会ったときは生きとるか不思議だったもん(笑)」 どんだけ暗かったんだよ、言い返せないのが恥ずかしい 「まぁ私のおかげよな(笑)」 その通りだった。その子の言葉はいつも的をえていたと言うか他の人とは違った、同じ内容でも説得力があった言い方とかではないむしろ言い方はきつい方だった 確信した、私はあの子のことが好きだ、それ以上に大切だ
今も遊んだりしているが2人きりで遊んだことはない、いつか2人で遊ぶことがあったら言いたい
私を変えてくるてありがとう
それから………
いつか言いたい
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