「スーパーファミコンありますか?」 ・・・・・・ ・・・・・・ 中古商品が出回るようになり、父に買ってもらった弟。 当時でも時代遅れな物だったが まだ幼い弟には宝物で・・・ 買ってもらった日は抱いて寝てた。 僕は、そんな弟が羨ましいかった。 当時、僕は小5で自分の家の内情も、だいたいわかっていたので・・・ 当時の僕は欲しい物も我慢して・・・ 父には言えなかった。 友達が話すゲームの話には、ついて行けずクラスで「たまごっち」を持ってなかったの僕だけ 僕の小さい頃は貧しいなりに母がヤリクリしてクリスマスとか誕生日にはオモチャとか買ってくれてた。 が・・・ 父の勤める会社の倒産と母の疾走など僕の家は貧しくなっていく。 母がいなくなってからは、まだ生まれて間もない弟の事とか・・・ 僕も幼いなりに父に負担をかけないようにと その頃から、だんだんに僕は・・・ でも弟は、そんな事わかる年じゃなかったし その後、僕も弟も社会人となり使う事がなくなったスーファミを物置に見つけ・・・あの頃を思い出す。 食べる物、着る物、一つとっても貧しいとしか言えないなか、買ってくれたスーファミ・・・ 父は奮発してくれたに違いない。 生活のため煙草をやめた人だから・・・ 「父さん、本当にありがとう」(涙)
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