俺はモノの心ついた頃からボールにグラブ・・・ 小学生の頃は草野球に明け暮れる。そんな少年だった。 中・高は地元の高校で一年からレギラーをはり かなりの、有望選手だった。 が、甲子園は遠く、いつも時点に泣く。 そんな中、俺は高3になり最後の夏を迎える。 俺はエースで四番と言う重責もあり・・・日々の練習にも、熱が入る。 チームも周囲の期待を背に盛り上がっていく。 俺達は順調に勝ち進み、甲子園へ後、二つ 俺は、小さい頃からの夢を前に、準決勝のマウンドへ 試合は0−0のまま回は進む。 俺は試合前から少し肩に違和感があるも口にはせず投げる。 7回に見方が2点を取り後は俺が抑えるだけ。 そんな事を考える余裕はなかったが、気力で投げ込む。 っと次の瞬間、嫌な音と共に肩に痛みが走る。 ・・・・・・ ・・・・・・ 俺は右肩を押さえ、うずくまる。 ・・・・・・ ・・・・・・ この時、俺の夏は終わった。 この試合には勝つも、決勝で負ける。 俺は悔いがあるが達成感もあった。 ・・・・・・が、 あの時、行けなかった甲子園を今も諦められず指揮官をする。 目を閉じれば、今も青空に白球を追う少年。 あの時、マウンドを囲む顔ぶれは、今も昔話に花を咲かせる。 また来年も、この時期に心が熱くなり・・・ 俺達は少年に戻る。
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