僕の家族は6人家族。 (両親・祖父母・妹) 先日までは、ひぃ祖父ちゃんがいたが、92歳で亡くなった。 その、ひぃ祖父ちゃんは、痴呆症で・・・正直、亡くなってくれて「ほっと」って処です。 僕はそんな、ひぃ祖父ちゃんを「ひーじ」と呼び慕ってた。 ひーじは、とても元気な人で昔はスポーツマンだったらしい。よく自慢話を聞かせてくれた。 ひーじは、僕の事を、けんじ??ッとよく呼ぶ。 これは、ひーじの子供(8人)の中の1人(祖母ちゃんに聞く。) 僕は一度も会った事がないので似てるのかは解らないが? そんな、ひーじの日課は散歩で・・・ 家族には、迷惑な事の一つだった。 ひーじは、黙って家を出ては、迷子になって帰ってくる。 最近なんか30メートル先の我が家が解らない有り様で・・・ 僕は過去、何度も探しに出る。 子供で賑わう公園のベンチにひとり・・・ 下を向いたまま、僕にも気付かない。 僕も声をかけず様子を見ると・・・、ひーじは泣いていた。 まるで、保育園の子供が友達の輪から、外されたみたいに・・・ 僕はそんな、ひーじの手を握り・・・ 明日から僕も散歩するから一緒に行こうね。 一人じゃなく二人で その時、ひーじの歩幅で帰る我が家は、意外に遠く感じ・・・ 話す内容は、半世紀も前の事ばかりで・・・ 僕は・・・
|