400万人が待ってるよ♪

三年前の春だった。僕は最高にいい女を失った。三年たってもまだ彼女の部屋に行けば彼女がわらって僕の名前を呼んでくれる気がした。一緒に通った道。遊園地。同じ場所を通れば彼女を思い出す。僕はまだ彼女に恋をしているんだ。片思いのように。僕がもっと彼女を大事にしてれば……僕がもっとしっかりしてれば。
彼女とは同じ勤務先で同期だった。僕は彼女にひかれていき彼女も僕にひかれていった。そしてめでたいことにつきあうようになった。しかし僕には前からつきあってた人がいた。しかしそれをうちあけずふつうのつきあいをはじめた。当たり前だがいけないと思い前からつきあってた彼女を捨てた。僕は昔から結構もてる方だった。友達との付き合いもあったが普通に女友達とも遊んだり周りからみたら結構女好きだったのかもしれない。彼女が泣いてることも知らずに。今思えばなんてことをしてたんだ。
ある日。彼女が言った。
「私はいる必要あるのかなぁ」「ちゅぅ(^з^)/チュッしよう?」そう笑顔で言った。僕はこの女なんて冗談いってるんだ。とただそれだけ思った。
それが最後に彼女が僕に笑顔をみせ最初で最後のわがままだった。

彼女は死んだ。病気だった難病だったんだ。僕は病気のことさえしらなかった。それもそのはずだろう。彼女と交流がすくなかったからだ。
葬式ではじめて彼女の両親にあった。なぜだかわからないが僕の事をしっていた。
理由はすぐわかった。彼女は僕の自慢話ばかりしてたそうだ。しかし嘘の自慢ばかりだった。僕は恥ずかしくなった。本当はこんなダメ男だからだ。
そして彼女が書いていた日記を渡された。両親は「私たちは目をとおしてませんから」と。
僕は一人になり日記をよみはじめた。なんだよこの字。涙でにじんでる。ずっと我慢してたんだな。どうして僕はもっと大切にしてやらなかったんだろ。





今では生きてた頃以上におまえを愛してる。愛してといっても片思いなんだ。天国のおまえはまだ僕を愛してるか?
愛してるといったら、あの無邪気な笑顔で愛してるといいかえしてくれますか?


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