私の知る祖父母とは父方の事であり・・・
昨年、子宮癌で母を亡くす私。そんな母を私はよく知らない 葬儀にも父方の親類に父方の関係者 私の母への謎は深まって行く 私は母の一周忌を前に、父に尋ねる 少し考え父は、私と妹に話してくれた。 二人は大学で知り合い恋におち・・・同棲する そんな二人に、子供(私)がやどる その時一度だけ父は四国(徳島)に行く 母の実家は地元有数の家柄で・・・勿論、父など受け入れられず それを期に二人は大学を辞め駆け落ちする 母が残すモノに勘当を意味する手紙が・・・この頃の消印で 勘当?本当にそれで・・・まだ残る疑問に私は妹を連れ母の故郷を訪ねる。手紙で見る住所は意外に簡単にわかった。 とても大きな門構えの豪邸で・・・ 少し緊張しながら呼び鈴を押すと一人のお婆さん(祖母)に出迎えらる 祖母は言葉を交わさずして・・・私達の手を握りしめ涙する。 私達は家に通され・・・母の事を話す。 祖母は、ただ頷き母の死を知るかの様に・・・ 奥では、祖父が寝てました。 だから、行けなかったのよ・・・。えッ!? 1年前、父からの一報を受けるも寝たきりの祖父に遠い旅 理解する私達は涙が止められず・・・ 母、亡き後も私達の祖父母です。 体に、気を付け元気で・・・また会いに来ます。
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