目に包帯を残し三ヶ月の時を経て退院する 僕が光を失う事故は仕事帰りに起きた 家路を急ぐ僕は見慣れない住宅街を少しスピードを出し そんな時、路地からボールと共に少年が・・・ 僕は急ブレーキを踏みながらハンドルをきる 車は反転しながら電信柱に激突した その後の記憶はなく・・・6日後に意識が戻る 僕はハンドルに鎖骨と肋骨を強打し骨折。内臓にも損傷がありも・・・今日に至る。 体の傷は完治するも・・・目と心に傷を残す 母は医師から失明の可能性を告げられ・・・目には余り触れない。 心のケアも目の事が大きく、スッキリとしない。 退院後、病院に通うも右目に少し光を感じる程度しか視力は戻らず・・・ 僕は母に辛く当たる日が続く・・・ 僕の目は二度と見えないの? 母は「手術をすれば大丈夫、諦めないで」と その時、母から聞かされた話は、あの少年の母親が見舞いに来てた事 意識の無い僕を、見舞う毎日 母に手渡された3通の手紙・・・読む事はできないが、あの子の母親かららしい。 この時、僕は・・・まだ見ぬ手紙に返事を書く事を心に誓った その後、二度の手術にも良くはならず、時だけが過ぎて行く・・・が、 今こうして文字に接するまでに回復した あの手紙と母がくれた希望が・・・勇気と奇跡を呼ぶ。 アリガトウ
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