400万人が待ってるよ♪



私は三年前に兄を亡くした。
私が中二の時で兄は高二、まだ進級したばかりの夏。


七月四日。
いものように朝を迎え、兄の学校ではテスト期間だった。
混雑する電車に乗るのが嫌いな兄はテストって事もあって
いつもより早く家出ていってた。


きっと学校終わりには彼女と会ってたと思う。
ほんと仲が良くて今の私からでも羨ましいくらい。

帰ってきてらいつもの風景
頭がいい兄は徹夜さえすれば
たいてい次の日のテストの点はいい。
いつものように私は先に寝た。

また、いつもの朝がくると思ったのに。。

それなのに・・・


七月五日朝

私が起きた時には兄はもう家を出ていた。
目が覚めた時、家も前で救急車の音がして、
朝からなんなんだ?』って思いリビングへ

なにか変な気分だった。

朝っぱらから1本の電話。
とりあえず出てみる、
なにか騒がしい・・・兄の友達のお母さんだった。
お母さんいる?』。
ベランダにいたお母さんを呼んで電話をかわる。
朝からなんの電話なんなんだろう?

電話をきったお母さんは焦って言った、
兄ちゃんが事故にあったって、すぐそこの信号で』
お母さんは急いで家をでた。


すぐそこ。。
救急車の音・・・兄ちゃん?

すごく嫌な予感がした、
動揺するうちに父が『お前はいいから学校行きなさい』
私は言われるまま動くしかなった。

珍しく父と家を出てエレベーターに
大丈夫だから、何かあったら連絡するから』
父もだいぶ不安だったと思う。

お父さんとりあえず仕事行くけど
母さんから連絡きたらすぐ戻るから』

うん』。

気をつけていけよ』

バスに乗って駅に向かう
信号の前を通る、ここだ。

大丈夫かな?

そう思いながら学校につき
いつものホームルーム、授業
時計をずっとみてた気がする。


1時間目の休み時間

いつも一緒にいる友達に今朝のことを話す。
友達にもお兄ちゃんがいる、
話しているうち友達が泣いてしまった。
そこで我慢してた不安が涙になった。

鐘がなっても廊下にいたうちら、
誰もいない、うちらだけ
担任だけが教室の前に立っていた。

やばい、怒られる。

急いで教室の入り席につく。
泣いてたうちらにみんなも不思議そう。


先生が話しかけてきた
荷物まとめて来て』
兄ちゃんだ!
すぐわかった。

そのぶん涙が出た、
友達と目があい『また連絡する』、『うん』
それだけの会話、
教室は沈黙、外は雨。

嫌な気しかしなかった。
職員室の前でとまり
先生たちが騒がしかった。

なに? 朝、電話してきた兄の友達のお母さんがきていた
なんで、この人の?

目が合い次の科目先生と話していたのに
会話をやめた。 ?


この人知ってる?』担任が聞く
朝、電話くれて、お兄ちゃんが‥』
そう答えるとすべてが繋がったかのように

おばさんが私を迎えに来たらしい、
科目先生が授業だからすれ違う
気をつけてね』。

校門の前でタクシーが止まってた、
先生が玄関まで見送ってくれた。

おばさんとタクシーに乗り病院に向かった


お兄ちゃんは?』聞くと
病院にいるよ』。
そんなことわかってる、
生きてるか知りたいんだ。

でも聞けないままずっと外を見ながら病院に着いた。

エレベーターに乗り、
上ではなく地下だった。。

安置霊安室。看板がある

はいると母が公衆電話でどこかに電話していた。

扉の前に兄の名前。

入ると父が立っていた。

その前には兄が横になっていた。
真っ青になた兄の顔、傷。

涙がとまらなかった。
しばらくすると兄の担任と校長が来た
父と母が話す、
先生は泣いていた。

兄はどこでもムードメーカーみたいだ
軽音部でも顧問も先輩も部長って話してたみたいだ。

今思えば、他人から家族の死なんて伝えれるわけもないか。
たった一人の兄妹なんだから。


前の日の夜何を話したか覚えてない、
もっと早く起きてたら生きていた兄に会えて、
おはよう』の一言くらい話せたのに。


おばさんが言うには
事故の音はすごかったらしい、
それでおばさんは現場に行ったらしい、

もっと早く起きてたら気づいたかな?

むかつくしうざいし喧嘩だってしたし、
でも、やっぱり優しいしたまには恋バナだってした、
尊敬してたのかな、
私から見るに兄は完璧だ。


兄がいたら高校入る時だって相談できたし
恋愛だってそう
勉強でわからないとこあったらきけたし、

家族で出かける数も減らなかったと思う、
半年も家出しなかったかもしれない、

兄が亡くなったことで
家を継ぐのはあんただからね』ばあちゃんに言われた。
まだ中二のうちには辛すぎる
お父さんとお母さん面倒みんのあんたしかいないんだからね』
そんなのわかってる、
いずれそうなること
わざわざ言わなくてもいいぢゃん、
そう思いながら、一人になると泣いてた。


いま私のまわりにいる人たちは大事な人たち。


もうなくしたくなんかない。

兄が亡くなってからいろんな経験した。
それも大事なことかもしれない。

でも兄がいたらどんな生活だったんだろう、
こうだったかなって今でも考える。


今だから思う。
いまだから言える。

兄ちゃん大好き。
ありがとう。


ありがとう」その一言だけでも届いてほしい。


これから兄ちゃんのぶん経験した分頑張るから、
ちゃんとお互い話せfるうちに伝えておきたかった。


ほんとにありがとう。。


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