俺が、消防のときから友だった奴が5年生の時突然「俺、引っ越すことになった」と、俺の耳にささやいた。そして悲しくて悲しくて車の中でずっと泣いていた(習い事が終わったあと)だが、6年生になっても引っ越す気配がないだからずっとのんきに遊んでいたが、6年3学期頃に、「俺、引っ越すことになったわ・・・」と言い出した。だから食事に行ってなんも悲しいと思わずにいた。そしてトラックに乗りながら笑顔を見せ、「じゃあね」と言い、ただ友は去っていった。俺は、それをただ見届けるしかなかった。