バカで鈍感でどおしようもないやつ。 それでも私は、あなたのことが好きでした。 嫌… 今でも愛しています…。
お昼すぎくらいに突然携帯が鳴り、出てみると彼氏のお兄ちゃんからでした。交通事故にあったと言う知らせ。 そこからはあまりよく覚えていません… きづくと私の目の前には真っ白い布をかけられた彼氏がいました。ほっぺたを触るとまだほんのり温かくて今にも目をあけてくれそうな感じでした。 痛かったでしょ。辛かったでしょ。こんなところにまで怪我をして… いくら話かけても、うんともすんとも言わないあなた最後でいいからもう一度声を聞きたかった。 抱き締めてほしかった。 怒ってほしかった。 こんなばいばいの仕方なんてありえないよ… 独りぼっちにしないでよ。私が寂しがり屋だって知ってるでしょ? 泣いてるといつも大きな手で涙拭いてくれたのに今は拭いてくれないの? そんなのやだよ あなたのいない人生なんて考えられない… 私も一緒に連れて行って。どこ行くのも何するのも一緒だって言ってたでしょ?約束破るんだったら嫌いになっちゃうよ? いぃの?
それから数日がたち私は毎日、いつもの様に朝起きて、いつもの様に彼氏におはようのメールをして学校へ行っています。 いつもと違う所は彼からの返信がないこと。 いつかかならず返ってくることを信じて今日も送りました。 新しい恋なんて私はしません。うっすらと残る彼の声。温もりや優しさ。匂いを忘れてしまいそうで恐いから。 私は、今も彼を愛しています。 私にとって彼ゎ生涯最後の人だから…彼以外考えられません。 おばあさんになっても隣で笑っていてくれるおじいさんはあなたしかいないから…
あなたの所へ行くには少し時間がかかりそうです。 待っててくれますか? その時はあなたのその大きな手で私の涙をぬぐって下さい。そしてきつく抱き締めて下さい。それが今の私の一番ほしいものです。
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