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   シアワセ

      作 ちさと

今僕はイジメを受けている。理由は何だろう?
僕には分からない。
でもこの前、お前の顔気持ち悪い、って言われた。でも他にも理由はあると思う。性格かも。貧乏だからかな。特に理由何て無く、ただ何となくかもね。別にどうでもいいかな、人生で一番最低最悪な事を僕は現在イジメと言う形で体験してるからね。まさか、先生からもイジメを受けるなんて。

まあこんな感じで、
僕は、中学を卒業した。卒業式はとても嬉しかった。

卒業式が終わって他の奴らが写真を撮っていた。僕はちゃっちゃと帰る事にした。

帰り道は何時もと変わらない、、、、、ん?
変わらない風景をバックに女の子が歩いていた。何か様子が違う、泣いているようだ。
何時もならシカトする僕も、ほっておけなかった。近づいていて話しかけた、そしたら彼女もイジメを毎日受けているらしい。今日は卒業式と言う事もあり、派手に遣られたそうだ。

自分と同じような仲間のような彼女といると妙に気持ちが落ち着いた。


それから毎日彼女のイジメの相談相手をした。自分も相談したいが別に良かった。彼女と入れば何も怖くなかった。
それから、高校が同じな事や、案外家が近い事、好きな食べ物、嫌いな食べ物まで一緒だった。最初は目を見て話せなかったけど、どんどん打ち解けて行った。話て見れば明るく楽しい普通の女の子だった。

僕達2人は兄弟のようになった。


そしてあっと言う間に、高校入学2日前になった。もうすぐで入学だし、楽しもうと言う事で、映画を見に行く事になった、午後1時に近くの公園に集合となった。

僕は明日が楽しみで眠れなかった。


とうとうこの日がやって来た。僕の気分は最高だった。人生で一番の幸せ者だった。僕はこの日初めてオシャレをしてみた。良く分からないが香水と言う物も付けた。僕は最高の速度で集合時間十分前に、公園に走って行った。


5、4、3、2、1 。
集合時間になった。
僕は彼女が来るのを待った。しかしいくら待っても彼女は来なかった。

どうしたんだろう。
僕は心配でしょうがなかった。

すると
女の子の集団が公園を横切った。何か話しながら笑っている。僕は集団に耳を傾けた。
その内容は彼女の事を話していた。マジうざいとか、死ねとか、生きている意味が無いとか。僕は必死に我慢した。
しかし、次の一言で僕は、いつの間にか集団の一人を、ぶん殴っていた。 僕は病院に走った
怪我をした人は大体あそこの病院に運ばれる。

僕は走りながら、集団の言っていた事を思い出す。お前が死ねば、みんな幸せになれる。
彼女は、みんな、と言う言葉に僕の事も入れていた。だから僕の幸せの為に学校の屋上から飛び降りた。

そう言えばこの前、彼女は、女の子の事は絶対に叩かないで、って言っていた。僕も彼女の言った事は守ると誓った。
今でも守っている。

君以外は、女と思っていないから。

僕はやっと分かった。
彼女といると落ち着くのは、好きだからだ。愛していたからなんだと。
だから、君にこの気持ちを伝えたい。

僕は前に、人生で一番の最悪を味わっていると言った事がある。
それはイジメを受けているからだと言った。
完全に間違っていた。
人生で一番最悪な事はイジメる事だ。イジメによって人を傷付けたり、泣かせたり。

他人の大切な人を奪ったり。


僕は死にたかった。
屋上から飛び降りれば誰だって、、、、、
でも僕は信じた。君を、奇跡が起きる事を。

僕は屋上に付いた
屋上から下を見下ろした。下ではパトカーや救急車のランプがチカチカしてウザったかった。
くだらない野次馬が集まっている。



僕は前に、君とした約束を思い出した。

私が死んでしまった時、あなたはシアワセになって。


僕は時間をかけてシアワセを考えた。

そしてゆっくりと歩き出した。


僕のシアワセは簡単だった。ずっと前から答えは出ていた。


僕は綺麗な星が光る夜空の中に、寂しくゆっくりと消えた。


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